Child Safe Tourism

October 13, 2014

オンラインで子どもを安全に保つ

ゲスト投稿 – Tim Gerrish, 子どもの搾取とオンライン保護センタ (NCA-CEOP) デジタル技術は、子どもや若者の重要な関心事です。彼らは、学習や遊び、交流、そして、写真やビデオの共有、ブログ、ゲーム、ときには自分のアプリを開発するなど、あらゆる類の創造的方法で自分を表現するためにそれを使用します。それは素晴らしい機会を生み出す場所です。 しかし、デジタル技術は子ども達にいくつかの深刻なリスクももたらしています。観光を背景とした児童虐待とデジタル技術の間には、関連性があります。児童性犯罪者はしばしば、オンラインで子ども達にアクセスし、性的虐待を行うためにデジタル技術を使用します。保護者や介護者は、オンラインで子ども達が直面するリスクを減少させ、彼らを安全に保つ上で決定的な違いを生むことができます。親や保護者が、オンラインで子どもが何をしているかを理解し、関連するリスクについて子どもに話すことが重要です。 両親や保護者のためのアドバイス: 1. お子さんが使っているサイトを聞く – そうすることによって、あなたのお子さんはオンラインでの生活や活動にあなたを含めることになります。子どもの関心に興味を持つようにして彼らの好きなサイトの名前をメモします。後であなたが一人でいるときにこれらのサイトを訪れて探索し、セーフティー機能​​の設定方法を探り、サイトに直接連絡する方法を学ぶことができます。 2. お子さんのプロフィールがプライベートに設定されているか確認する –子ども達は Facebook、YouTube や Instagram といったソーシャルネットワーキングサイトを、情報や写真をはじめ、彼らが行うすべてのことを共有するために使用しています!お子さんにはプライバシー設定をプライベートに設定するように奨励します。そうすれば、子どもの本当の友達だけがその内容を見ることができます(この友達とは、現実世界で知っていて信頼できる人だけであるべきです)。オンラインで投稿する情報は、許可なしにコピーされ、どこにでも掲示され得ると考える必要があります。それが悪い人の手に渡った場合、誰かがそれを投稿者の意図に反して使用しようとしたり、最悪の場合、現実世界で投稿者の居場所を探しだそうとするかもしれません。 3. お子さんのオンラインの友達について尋ねる –オンラインで自分の身元を偽ったり、偽の ID を作成する人がいます。子ども達がこのことを理解することは非常に重要です。子どもや若者は決して個人情報を公開してはなりません。現実の世界で実際に知っていて信頼できる人とだけ「友達」であるべきです。子どもが「オンライン」の友達に会いたいという場合は、公共の場所でのみ会うこと、少なくとも 1 人の友人を同行させること、計画をあなたに知らせることを含めて、子どもを安全に保つ方法について話し合ってください。 4. 子どものコンピューター、携帯、ゲーム機に適切な視聴制限を設定する– コンピュータや携帯電話は、フィルタを使って不適切なコンテンツや違法と思われるコンテンツを表示しないようにすることができます。あなたはそれを起動し、子どもの年齢や能力に応じて表示レベルを変更することができます。また、インターネットやゲームを使用する時間制限を設定することもできます。これは無料で簡単にインストールすることができます。詳しい情報はこの作業をサポートするサービスプロバイダに電話するか、またはCEOP の保護者サイトをご覧ください。 5. デジタル技術とオンラインの危険性について子どもに話す– 子ども達がオンラインで不快に感じたり、見たくないものが表示されたりする状況に陥ることは珍しいことではありません。子どもと話し合う機会を設け、子どもにインターネットや自分の好きなサイト、彼らが遭遇するかもしれないリスクについて話すことによって、子どもに何か心配事がある場合、あなたに話す可能性が高くなります。 6. お子さんについて心配事がある場合に助けが得られる場所を知る– 緊急時には最寄りの警察に連絡してください。 オンラインでの子どもの安全保持に関する詳しい情報およびリソースについては、CEOP の Thinkuknow ウェブサイトをご覧ください。

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August 14, 2014

子ども達はどうでしょう?

ゲスト投稿– Willem Niemeijer、Khiri Travel 創業者兼 CEO 世界的に見ると、11 につき 1 つの職を旅行・観光産業が占めています。 WTTC(Travel & Tourism Economic Impact 2014)が委託した調査によると、旅行・観光産業は教育に次いで多くの職を創生している分野であり、全世界で直接的には 1 億人以上を雇用し、間接的には 2 億 6,500 万人にも及んでいます。これはまたユニークな業界でもあります。個人的に直接接触しない業界よりもはるかに頻繁に接触するからです。この人間志向のビジネスは、ソーシャルメディアの力によりさらに強化されています。すべての利害関係者は – 公共部門と民間部門の業界関係者でも、旅行者でも– すべてのレベルで繋がるすばらしい可能性を持っています。 このことは、これらすべての利害関係者が手を携え、搾取と子どもの虐待の問題に真正面から立ち向かう絶好の機会を広げます。 Friends-International、ChildSafe Network やワールド・ビジョンのような NGO の画期的な作業によって、ロードマップは既に作成されています。彼らは、子ども達とその家族が直面する路上の現実について長年の経験を持っています。彼らは、お土産の売り手として忙しい交差点で花輪を売ったり、路上で物乞いをするように子ども達を強いる、貧困の悪循環を破ることがいかに難しいかを知っています。それは金になり、悲しいことにしばしば、子ども達が学校に行って屈託のない子ども時代を過ごす代わりにしなければならないことなのです。 大抵の場合、出発点は問題に対する意識を高めることにあります。 これには研修の実施と情報提供が重要です。 Khiri Travel は、ワールド・ビジョンと連携することで、多くのことを学び、また刺激を受けてきました。当社は、ガイドとオフィススタッフの定期的トレーニングセッションにモジュールを加え、お客様に配布したり、業界の会議やフォーラムで言葉を広めるのに役立つ情報リーフレットを共同作成しました。 これはチャイルド・セーフ・ツーリズムへの当社の取り組みの始まりにすぎません。当社は、旅行・観光部門での職業訓練や雇用の約束など、弱い立場にいる子ども達にとって代替となるものを提供する社会的企業組織への支援を育むことを目指しています。他にも、皆さんにも支援をお願いしたい NGO の活動があります。直接でも結構ですし、当社のKhiri Reach を通してでも、支援いただけます。(寄付の 100%が手渡されます)。 特に、ビジネスを行う企業だけでなく、リスクのある地域を訪れる旅行者も、単に傍観者である以上のことを行うことができます。子どもの保護は、すべての人の問題です。

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February 14, 2014

チャイルド・セーフ・ツーリズムへの旅

ゲスト投稿 – Project Childhood Prevention Pillar プログラムマネージャー、Aarti Kapoor あなたはこのような状況をよくご存知でしょう。遠隔の村であれ、人気都市の観光地であれ、新しい場所に到着するとすぐに、あなたは突如子ども達に気づきます。彼らは自信満々に、時にはグループであなたに近づき、チューインガムや果物を売ったり、あるいは単にプラスチック製のビーカーをつきだして小銭を物乞いします。彼らのしつこさと貧しさの両方を同時に見ることに直面するのです。こういう状況にどう対応すべきかを知るのは、こちらの準備ができていないときにはとりわけ、とても困難です。私もそういう場面に何回も遭遇しました。 Project Childhood Prevention Pillar は旅行と観光における子どもの性的搾取を防止するために、チャイルド・セーフ・ツーリズムのアプローチを取り入れています。プログラムマネージャーとして、私は子どものためのより良い未来に向かって仕事をする機会を持てることを光栄に感じています。チャイルド・セーフ・ツーリズムへの私自身の旅は、旅に対する私の個人的な興味と、児童保護における私の進行中の専門的な学びの両方が組み合わさっています。以下は、この旅の一つの特別なスナップショットです。 アジアを旅行していた数年前、私と旅のパートナーは、ラクダに乗って砂漠で一晩滞在することにしました。ある遠隔の村を旅し、地元の人に会って迎えられる予定でした。ツアーオペレーターは、地元の子ども達用にお菓子を持っていくよう私達に助言しました。代わりに少しばかりおもちゃを選びました。彼らの歯のためにはおもちゃの方がいいだろうと考えたからです。 私達は、2 人のツアーガイドとそのラクダと共に旅しました。出発して何時間かすると村が見えてきました。いくつかの簡素な小さい小屋が大きめの小屋の周りに集まっていました。静かで小さく見えました。村に近づくと、大勢の子ども達が私達の方へ走ってきました。私達はラクダを降り、ガイドがラクダを結わえました。子ども達は私達の方に興奮して走ってきて、ためらいもなく私達の手を取り、大声で叫び、驚嘆して私達を見つめながら私達の服に触り始めました。子ども達がますます活発になり、一人ひとりが注目を張り合うようになって、私はすぐに不快に感じ始めました。ほんとうに大勢の子ども達に囲まれたのです。一人の女の子が私のポケットに手を入れると、別の子は私のブレスレットや腕輪を揺さぶり始めました。 3 番めの子どもは私のズボンの底をたくしあげ、私が街で買ったアンクレットをチェックしました。やがて彼らは、お金、ブレスレット、そしてアンクレットを要求し始めました。何人かの村の女性が急いで私達の方に走ってくるのを見たときは、私達を出迎えたこの混沌になんらかの秩序をもたらしてくれるのではないかと期待してホッとしたものです。しかし、残念なことに彼女達はただ後ろに立って見るだけで、かえって子ども達に続けるようけしかけるのでした。私は圧倒されました。 そのとき気がつきました。明らかにこの村には私達の前に多くの訪問者があり、これらの子ども達は強く影響を受けていたのです。子どもも大人も、それがお金であれ、宝石や他の所有物であれ、贈り物を手早く与えてくれるものとして旅行者を見るようになっていました。 状況を整理することができないまま、私達は絶望的に動揺しました。急流のように襲ってくる手と顔と物乞いを扱うのに、私達より慣れているだろうと思い、ツアーガイドの 1 人に持ってきたおもちゃの袋をぎこちなく手渡しました。子ども達は彼に向かって突進し、彼の手からおもちゃをひったくり始めました。突然 1 人の子どもが前に割って入り、袋ごと全部つかみとりました。 1 人の女性がすばやくその子どもを捕まえ、彼の手から袋をひったくって、踵を返して村に向かって全速力でかけ出しました。私達は信じられない思いで彼女を見つめていました。やがて彼女は小屋に辿り着き中に消えました。一部の子どもは彼女の後に続き、後には埃っぽさだけが残りました。私達は凍りつき、動けませんでした。残っていた女性達が何か言葉を発し、子ども達は分散し始めました。ここには 30 分ほど滞在しただけでしたが、この経験から私は大きな影響を受けました。 このような男児、女児、そして彼らのコミュニティにとってのリスクと脆弱性は実に過酷なものです。訪問者の大多数は敬意を持ち丁寧だったとしても、この状況に便乗するものが必ずいます。子どもの頃、私は母から、性的虐待を含む危害から自分を守る方法として、見知らぬ人から贈り物を受けとってはならないという概念を植え付けられました。それでは私は、私からの贈り物を受け取るように子ども達をし向ける、どんなことをしたというのでしょうか?どんな文化的規範を私は踏みつけていたのでしょうか。そしてこのような新しい習慣はこの子ども達の最善の利益にかなっていたのでしょうか?見知らぬ人を信頼するよう奨励することによって性的虐待を含む高い虐待のリスクに子どもを追いやるのではなく、子ども達を持続可能に支援する方向で私達旅行者のお金を寄付するもっと良い方法が確かにありました。またその村が、コミュニティとして、より良く関与する必要があることは明らかです。 将来、旅行者は子ども達に直接贈り物をするよう奨励されるべきではないこと、そうではなく、村の中央委員会やその他コミュニティベースの機関に責任を与えることを、私はツアーガイドに提案しました。これらの贈り物は、子ども達のための学校や診療所、その他の村のインフラに貢献できるでしょう。これが村にはるかに優れた影響を与える可能性があることを理解したガイドは、即座にこのアイデアを気に入ってくれました。私は、子ども達と地域社会に関してガイド達も深い懸念を抱いていたことを理解しました。彼らは、このシナリオが自分の目の前で展開するのを見てきましたが、依然としてそれについて何をすべきかがわからなかったのです。彼らは、ツアーオペレーターだけでなく、村長ともこの件を議論することを約束しました。 観光客や旅行者として私達が他人の生活の中に洞察を加えることができたのは、まさに栄誉です。世界の旅行コミュニティが 10 億人に達している今、私達は、たとえ個人としてでも、私達が持つ影響を私達を歓迎してくれる地域社会にとって可能な限りポジティブなものにするという重要な役割を担っています。私達の旅に参加して、子どもの安全を守る旅行者となることを今すぐ宣誓しましょう。

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January 8, 2014

障がいのある子どもを保護するための取り組み

ゲスト投稿 – Disability Rights International 社長、Laurie Ahern 世界中では 800 万~1,000 万人の子どもが養護施設に住んでいます。そして中でも障がいを抱えて生まれてきた子ども達は、(多くは生まれた時から)隔離されたり忘れ去られたりする可能性が高くなります。一部の国では、医師が親達に障がいを持つ子どもを手放すよう奨励するところもあります。障がいを持って生まれた子どもは家族への呪いまたは罰と見なされるのです。しかし多くの場合、十分な支援があれば、家族は子どもを自宅に保持しようとします。養護施設の最大 95% の子どもは、少なくとも片親が生存しているか、または拡大家族を持っていると報告されています。ほとんどの子どもを養護施設に追いやるのは、障がい、社会的疎外、そして貧困なのです。 20 年間にわたり、Disability Rights International(DRI)は、障がいのある子どもがこれらの施設で耐えることを余儀なくされている状況を記録してきました。どんな子どもも養護施設で育つべきではありませんが、障がいを持つ子どもにとってはそこはとりわけ危険な場所なのです。 障がいのある子どもや若者は、障がいのない人よりも虐待されるリスクが高くなります。家族の保護から離れ、複数の介護者と出会う養護施設に入れられると、すでに弱い立場にいるそのような子ども達が虐待や搾取を受けるリスクはさらに増加します。養護施設に入れられた子ども達は、セックス、臓器や労働のために人身売買されてきました。「処女が AIDS を癒やす」という神話が依然として残っている国々では、障がいのある女性や少女は 3 倍多く繰り返しレイプされやすいことが報告されています。障がいを持っているので処女に違いないとの仮説のためです。養護施設の閉じられた扉の向こうでは、障がいのある子ども達はとりわけ性的虐待の容易なえじきになります。彼らは、障がいのない子どもや若者と同じ重要性があるとは考えられておらず、またそのように扱われていないため、たとえ経験を報告しても警察の介入や法的保護を得る可能性が低く、彼らはさらに不利な立場にあります。 多くの会社が、開発途上国の養護施設でのボランティア休暇すなわち「ボランティア観光旅行」を提供しています。ボランティアは身元調査の対象にならないことが多く、センターでの子ども達との交流は監視されないことも頻繁です。これにより、極めて弱い立場にいる子ども達に容易に近づけることになります。 DRI は、養護施設から「失踪」した障がいのある子ども達を発見したり、また養護施設職員の家庭で搾取的な条件で働くことを余儀なくされている発達障がいのあるティーンエイジャーの事例も発見しました。 障がいを持つ子ども達を残しておきたい親達が援助や支援を受けることはほぼありません。しかし、施設が子ども達の健やかな成長にとって有害である圧倒的な証拠があるにもかかわらず、世界中で何百万ドルものお金が、必要なときに家族や代替家族、コミュニティサービスや教育を支援するためではなく、障がいを持つ子ども用の施設建設に使われています。 DRI は、Worldwide Campaign to End the Institutionalization of Children(子どもの養護施設送りを終わらせる世界キャンペーン) を通じて、子ども達の養護施設送りは終わりにすることができるし、終わりにすべきだという世界規模でのコンセンサスを確立するために取り組んでいます。 養護施設でのボランティアに参加したり子ども達を訪問する前に、よく考えてください。子ども達の世話をする家族やコミュニティを支援する機会を探してください。養護施設送りの危険性と「孤児院観光旅行」の子ども達への影響についての詳細は、こちらをご覧ください。

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December 5, 2013

国際ボランティアデー: ボランティア観光旅行は子ども達を助けるか、それとも害になるか?

ゲスト投稿 –ラーニングサービスの共同創設者、Daniela Papi どういうわけか私はよくないニュースをもたらす人になっています。私がTEDx で話したボランティア観光旅行での問題についての内容と、この問題について以前書いた多くのことのために、私は今では頻繁にボランティア観光旅行セクターにおける問題点について書くよう依頼されるようになりました。一つの否定から始めたいと思います: 私はボランティアが悪いとは思いません。私は「ボランティア観光旅行」が悪いとは思いません。そしてボランティアトラベル会社が悪いとも思いません。事実、私は上記のすべてを行ってきました。世界中をボランティア観光旅行しましたし、後に開発教育会社に移行したボランティアトラベル会社を設立しました。私が協力しているいくつかのプロジェクトではボランティアベースのインターンの雇用支援を続けてもいます。  ボランティアやボランティア観光旅行が「悪い」とは思いませんが、「悪い」かもしれないと思うのは、多くの人びとがそのボランティア会社やボランティア観光旅行で設定している行為です。そして、最も有害な行為の多くは、子どもを危険な状況に晒すことになるのです。 ボランティア観光旅行部門が加速してしまっている子どもの安全に関する最大の問題の一つは、「孤児院」ボランティアと「孤児院」観光旅行の成長です。カンボジア、ガーナ、ネパール、ウガンダのような新興市場に最近あまり旅していない方にとっては、「孤児院観光旅行」というアイデアはまったくもって侮辱的だと思うかもしれません。孤児院を観光スポットにするなど、誰が許せるでしょうか?しかし、これらの地域を旅したり、ボランティア休暇を取るために最近立ち寄った人達は、今日の「責任ある旅行」市場で「孤児院」訪問がいかに流行しているかをご存知でしょう。 当然のことながら、訓練を受けていない、十分吟味もされていない短期ボランティアや観光客を数時間、数日、または数ヶ月間、傷つきやすい子ども達の家につれてくることは、問題に対してたくさんの扉を開くことになりかねません。 子どもを家族から引き離す – ユニセフは、養護施設の大半の子ども達は片親または両親が生存しているという事実を明らかにする報告書を発表しました。カンボジアでは、養護施設の子どもの 76% は、少なくとも存命中の片親がいると推定されています。子どもは不必要に両親から引き離されるべきではなく、家族ベースのケアが子どものための最適なオプションであると謳っている子どもの権利条約があるにもかかわらず、親はしばしば、子どもは孤児院ならもっといいチャンスを与えられると信じて、自分の子どもを放棄するよう勧められます。 愛着の問題 – 訪問者やボランティアが入れ替わり立ち代わりし、絆の一貫性に欠けることは、子どもが健全な人間関係を形成する上で長期的な問題を引き起こす可能性があります。 腐敗- 営利事業として経営されている孤児院や、一部の悪徳経営者はもっと寄付を誘導するために意図的に標準以下の劣悪な状態を維持しているとの報告もあります。 子どもの搾取- 子ども達が観光スポットであるかのように扱われています。しばしば子ども達は学校から出されて、観光客のために写真を撮ったりショーを演じたりします。中には観光客を孤児院訪問に誘うために深夜の通りに送り出される子どもさえいます。 性的虐待のリスク – 訪問者やボランティアが身元調査の対象とならず、子どもとの交流が監視されない場合、子ども達が虐待されるリスクは高くなります。 これらの危険信号を多くのグループが指摘しています。Hope and Homes for Children、Tourism Concern、Uniting for Children、Orphanages.no、およびFriends International の「Children are not tourist attractions」キャンペーンのような多くの権利擁護団体もこのことを広めています。しかしあなたも支援することができます。 これらの問題の多くは、一部は善意によって、すなわち子どもを助けたいと真に思う人々によって煽られています。彼らは、時間とお金を孤児院に与えることが子ども達を助ける最善の方法だというアイデアを売りつけられているのです。それこそが、自分で調査を行い、あなたの善意が善ではなく害を引き起こしてはいないか確認することが重要である理由です。両親が自分の子どもの世話をするのを手助けする組織や、家族ケアのアプローチから始める組織をもっと多くの人々が支援すれば、私達は、世界中で起こっているこれらの問題のためにもっと有益で持続可能な解決策を提供することができるでしょう。 私が設立に助力した権利擁護団体Learning Service(学習サービス)には、「孤児院観光旅行」に関するものを含むボランティア観光旅行のためのヒントを集めたビデオシリーズがあります。  「孤児院観光旅行」を介した子ども達へのリスクに関する詳細は、こちらをご覧ください。

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September 2, 2013

ユニセフ:東アジア太平洋地域における児童虐待に関する統計的スナップショット

ゲスト投稿 – Amalee McCoy、ユニセフ東アジア太平洋地域児童保護スペシャリスト 子どもの虐待、ネグレクト、暴力や搾取は驚くほど広くまん延しています。これらの経験はすぐに子ども達に影響を及ぼし、しかもその影響は長期にわたって残り、しばしば破壊的です。2012 年後半に発表されたユニセフの画期的な調査報告Child Maltreatment: Prevalence, Incidence and Consequences in the East Asia and Pacific Region(児童虐待:東アジア太平洋地域における流行、発生および結果)がこれらの傾向を確認しています。同報告書は、この地域における児童虐待の普及、発生率および結果について、2000 年から 2010 年の間に出版された 364 件の調査の革新的で系統的考察の結果を示しています。 この系統的考察は、子どもの身体的、性的、感情的な虐待の流行と発生率に関する多くの定量的な研究を明らかにしました。いくつかの驚くべき統計が以下を含めて強調されています: 同地域における深刻な身体的虐待の流行は 9% から、児童の 4 人に 1 人に及ぶ。 男女両方の児童の 14%~30% が生涯にセックスを強制された経験があると報告している。 子どもの時に性的および/または身体的虐待を経験した青年および成人は、虐待経験のない人よりも自殺を考えたり試みる率が 4 倍も高い。 残念ながら、子どもの商業的な性的搾取の流行と発生率についての考察を通じた人口ベースの確率データは確認されませんでした。しかし、かなりの数の小規模研究が、いくつかの数字に光を当てただけでなく、売春をしている子ども達の状況を明らかにしています。例: ベトナム: ユニセフと傷病省社会局による 2010 年の調査で、すべての女性セックスワーカーの約 15%が 18 歳未満であることがわかった。 タイ: ILO IPEC による 2005 年の調査では、売春を行う子どもや若い女性の 19.8%がその初体験がレイプだったと報告している。 カンボジア: ECPAT カンボジアによる …

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April 11, 2013

Intrepid Travel 社による観光における児童保護の取り組み

世界的な冒険旅行の専門会社である Intrepid Travel 社では、1989年に東南アジアで旅行の催行を開始して以来、子どもを搾取から守ることへの支援が重要な取り組みとなりました。 Intrepid Travel 社は世界120カ国以上で旅行を実施しており、毎年10万人近くの旅行者を各地に案内しています。 Child Safe Tourism(CST)は Intrepid 社のレスポンシブル トラベル マネージャーである Jane Crouch(JC)氏に、どのような理由で子どもの保護が事業運営上の重要な優先事項となったのか、お話を伺いました。 CST: Intrepid 社はどのようにして子どもの保護に非常に積極的に関わるようになったのですか? JC: Intrepid が営業を開始した初期の頃から、現地スタッフ、特にグループリーダー(アジア地域で現在300人以上)が観光地での子どもたちの脆弱さを目にし、外国人による、非常に問題のある行動を目撃しました。残念ながら、その中には搾取を行う者もいました。 彼らは、以下のような脆弱な状況で働いている子どもたちをしばしば目にしました。 ベトナムで花やポストカード、装身具を売る。 ラオスの路上で物乞いをする。 タイの有名な売春地域にあるナイトクラブで働く。 カンボジアの孤児院で旅行者向けのショーをする。 Intrepid のスタッフがこれらの現地の子どもたちの状況をよりよく理解し、仲良くなるにつれて、彼らが抱える課題もはっきりと分かり始めました。 観光が現地の子どもたちの苦境を長引かせるのではなく、子どもたちが観光から恩恵を得られるように、子どもたちにとってより良い観光の環境を創り出すことを進んで支援するようになりました。 突き詰めて言えば、観光は訪問者と受け入れ側の地域社会の両方に利益をもたらすべきで、この関係において子どもの安全と将来は必要不可欠な要素です。 CST: Intrepid 社は地域における児童保護組織の活動をどのようにサポートしていま すか? JC: Intrepid Travel では、ECPAT (Child Wise)、ChildSafe (Friends International)、Project Childhood (World Vision) など、この地域で児童保護に力を入れている NGO と連携してきました。 これらの組織は問題の大きさを知る上での手掛かりを与えてくれ、Intrepid ができる支援についても助言してくれたため、NGO と Intrepid の両者にとって非常に大きな相互価値が生み出されました。 私たちは、寄付の送金、広報活動の促進、旅行業界との結び付きの醸成、そして旅行者への学習資料の配布を行っています。 …

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January 11, 2013

UN World Tourism Organisation: 「チャイルドセーフツーリズム」

2012年には10億人の観光客が国境を越えたことから考えると、観光が世界の発展と文化理解を促進し、世界経済におけるもっとも重要な分野の1つとなっていることは否定できません。 しかし、観光インフラは子どもの虐待など悲劇的な状況を生み出すために悪用されることが多々あります。 観光は、この同じインフラを再利用して、あらゆる形態の児童労働搾取に立ち向かう力も秘めていることを覚えておく必要があります。 同様に、搾取はマルチステークホルダーのアプローチによってのみ対処可能な問題であるという認識が不可欠です。 国連の専門機関である UNWTO は、児童保護の分野における協調的行動の奨励に取り組んでいます。 私たちは公共部門と民間部門の協力関係構築を支援し、観光客を送り出す国と訪問先となる国の協力を促進し、また産業と市民社会の生産的な関係をサポートしています。 UNWTO の国際啓蒙活動「Don’t Let Child Abuse Travel」(児童虐待の伝播を許すな)が2008年に広範な多分野のパートナーの協力により開始されました。 これと同じ考え方に基づき、UNWTO では過去10年以上にわたって World Tourism Network on Child Protection(旧称 Task Force for the Protection of Children in Tourism)を組織しています。このネットワークは、観光における児童虐待(性的搾取、児童労働、人身売買)についての意識を高め、防止・通報が遅滞なく行われるよう、観光業界関係者間の協働を促進するためのものです。 例えば、児童保護の基準を定めることにより、観光産業全体における、児童労働搾取の危険に対する意識を高め、理解を深めています。 このネットワークは、UNWTO の基本方針文書であり、持続可能で責任ある観光開発のためのロードマップである Global Code of Ethics for Tourism の枠組みに従って運営されています。 この文書では、「いかなる形態でも人間に対する搾取、特に児童搾取は、観光の基本目的と矛盾し、観光の対極にあるものである」(第3条2項)と謳われています。 この文言に従い、同ネットワークは観光産業における若年者搾取の撲滅を目指し、政府、NGO、国際機関、報道機関、観光業界と協働を行って成果を収めています。 児童を保護するための法律制定および行動計画(Plans of Action)は、支持団体、観光業者および報道機関の貢献によって効果を上げています。 さまざまな国々や NGO の知識と経験は、能力開発プログラム、観光業界関係者の研修、啓蒙活動、児童虐待事例の通報マニュアル、さらに児童保護に関する法体系の整備などに計り知れないほど貢献しています。 UNWTO の支援により ECPAT が策定した行動規範は、児童労働搾取と戦うために民間部門と市民社会が協力した取り組みの一例です。 Marina Diotallevi …

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