Child Safe Tourism

June 4, 2014

東南アジアの子どもの性的虐待に対する理解不足が子ども達を危険にさらす

タイ、バンコク

タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムでは大人も子どももその多くが、子どもの性的虐待とはなにか、それを防ぐためにどうしたらいいかについて限られた理解しか持っていないと、新しい報告書「セックス、虐待、および児童期: カンボジア、ラオス、タイ、ベトナムにおける旅行や観光を含む子どもの性的虐待に関する知識、態度と行動に関する研究」は明らかにしています。

Project Childhood Prevention Pillar が本日発表した報告書では、ほとんどの子どもや大人が、子どもの性的虐待といえば、女の子に対するレイプである、として狭義に理解していることが分かりました。その他の性的虐待行為(不適切な身体への接触やポルノグラフィへの露出など)は、少年への性的虐待と同様、通常は性的虐待として認識されていません。

子どもも大人も、子どもの性的虐待をほとんど理解していないことは、虐待の事例が検知されないことを意味しています」と、Project Childhood Prevention Pillar のプログラムマネージャー、Aarti Kapoor は言います。「私達は、子どもの性的虐待はしばしば子どもへのグルーミング、不適切な会話や接触で始まり、やがて虐待のより深刻な形へとエスカレートしていくことを知っています。子どもへの性犯罪者は、多くの場合、家族には知られており、女の子と男の子の両方をターゲットにします。しかし私達が話を聞いた人びとはほとんどそれを理解していませんでした。

International Day of Innocent Children Victims of Aggression(侵略による罪のない幼児犠牲者の国際デー)に合わせて、タイのバンコクで本日発表された研究調査では、タイ、ベトナム、ラオス、カンボジアの 600 人以上の子どもと大人にインタビューを行いました。

インタビューを受けたすべてのグループの内、子どもへの性的虐待についての理解が最も低かったのは親達でした。「子どもの性的虐待についての基本的な認識不足は、親が虐待的関係の中でリスクや事例を特定する可能性が低いことを意味します」と、Project Childhood Prevention Pillar のテクニカルディレクター、Afrooz Kaviani Johnson 氏は言います。「親は介入する機会を逃す可能性があり、理解の欠如はまた、子どものニーズに対する親達の全体的な反応に影響を与えることがあります。

報告書は、特に保護者や介護者、子どもやコミュニティのメンバーに対する子どもの性的虐待防止教育を推奨しています。「私達は国際的な経験から、子どもへの性的虐待防止教育は、弱い立場にあるコミュニティが、虐待に対する抵抗力を構築するための効果的な手段であることを知っています」と Aarti Kapoor さんは述べています。「子どもも大人もあらゆる類の性的虐待 それが見知らぬ人、外国人、地元の人、友人、または家族によって犯されたかどうかにかかわらずから子ども達を保護するための情報やスキル、そして戦略を必要としています。」

完全レポートおよび要旨を読む。主要調査結果を表示。(英語のみ)