Child Safe Tourism

December 5, 2013

国際ボランティアデー: ボランティア観光旅行は子ども達を助けるか、それとも害になるか?

ゲスト投稿 –ラーニングサービスの共同創設者、Daniela Papi

どういうわけか私はよくないニュースをもたらす人になっています。私がTEDx で話したボランティア観光旅行での問題についての内容と、この問題について以前書いた多くのことのために、私は今では頻繁にボランティア観光旅行セクターにおける問題点について書くよう依頼されるようになりました。一つの否定から始めたいと思います: 私はボランティアが悪いとは思いません。私は「ボランティア観光旅行」が悪いとは思いません。そしてボランティアトラベル会社が悪いとも思いません。事実、私は上記のすべてを行ってきました。世界中をボランティア観光旅行しましたし、後に開発教育会社に移行したボランティアトラベル会社を設立しました。私が協力しているいくつかのプロジェクトではボランティアベースのインターンの雇用支援を続けてもいます。 

ボランティアやボランティア観光旅行が「悪い」とは思いませんが、「悪い」かもしれないと思うのは、多くの人びとがそのボランティア会社やボランティア観光旅行で設定している行為です。そして、最も有害な行為の多くは、子どもを危険な状況に晒すことになるのです。

ボランティア観光旅行部門が加速してしまっている子どもの安全に関する最大の問題の一つは、「孤児院」ボランティアと「孤児院」観光旅行の成長です。カンボジア、ガーナ、ネパール、ウガンダのような新興市場に最近あまり旅していない方にとっては、「孤児院観光旅行」というアイデアはまったくもって侮辱的だと思うかもしれません。孤児院を観光スポットにするなど、誰が許せるでしょうか?しかし、これらの地域を旅したり、ボランティア休暇を取るために最近立ち寄った人達は、今日の「責任ある旅行」市場で「孤児院」訪問がいかに流行しているかをご存知でしょう。

当然のことながら、訓練を受けていない、十分吟味もされていない短期ボランティアや観光客を数時間、数日、または数ヶ月間、傷つきやすい子ども達の家につれてくることは、問題に対してたくさんの扉を開くことになりかねません。

  • 子どもを家族から引き離す – ユニセフは、養護施設の大半の子ども達は片親または両親が生存しているという事実を明らかにする報告書を発表しました。カンボジアでは、養護施設の子どもの 76% は、少なくとも存命中の片親がいると推定されています。子どもは不必要に両親から引き離されるべきではなく、家族ベースのケアが子どものための最適なオプションであると謳っている子どもの権利条約があるにもかかわらず、親はしばしば、子どもは孤児院ならもっといいチャンスを与えられると信じて、自分の子どもを放棄するよう勧められます。
  • 愛着の問題 – 訪問者やボランティアが入れ替わり立ち代わりし、絆の一貫性に欠けることは、子どもが健全な人間関係を形成する上で長期的な問題を引き起こす可能性があります。
  • 腐敗- 営利事業として経営されている孤児院や、一部の悪徳経営者はもっと寄付を誘導するために意図的に標準以下の劣悪な状態を維持しているとの報告もあります。
  • 子どもの搾取- 子ども達が観光スポットであるかのように扱われています。しばしば子ども達は学校から出されて、観光客のために写真を撮ったりショーを演じたりします。中には観光客を孤児院訪問に誘うために深夜の通りに送り出される子どもさえいます。
  • 性的虐待のリスク – 訪問者やボランティアが身元調査の対象とならず、子どもとの交流が監視されない場合、子ども達が虐待されるリスクは高くなります。

これらの危険信号を多くのグループが指摘しています。Hope and Homes for ChildrenTourism ConcernUniting for ChildrenOrphanages.no、およびFriends International のChildren are not tourist attractionsキャンペーンのような多くの権利擁護団体もこのことを広めています。しかしあなたも支援することができます。

これらの問題の多くは、一部は善意によって、すなわち子どもを助けたいと真に思う人々によって煽られています。彼らは、時間とお金を孤児院に与えることが子ども達を助ける最善の方法だというアイデアを売りつけられているのです。それこそが、自分で調査を行い、あなたの善意が善ではなく害を引き起こしてはいないか確認することが重要である理由です。両親が自分の子どもの世話をするのを手助けする組織や、家族ケアのアプローチから始める組織をもっと多くの人々が支援すれば、私達は、世界中で起こっているこれらの問題のためにもっと有益で持続可能な解決策を提供することができるでしょう。

私が設立に助力した権利擁護団体Learning Service(学習サービス)には、「孤児院観光旅行」に関するものを含むボランティア観光旅行のためのヒントを集めたビデオシリーズがあります。 

「孤児院観光旅行」を介した子ども達へのリスクに関する詳細は、こちらをご覧ください。